● ジャン・カルヴァン(1509〜1564 スイスの宗教改革者)
「空や大地の一切の被造物が、神の摂理によって、治められるばかりではない。神は、人間の計画や意志をも、自身の定めた目標に向かうように支配する。」
※ 空や大地の一切の被造物は、神の摂理によって、神の深遠な思い・知恵・力などによって創造されていきました。
今、このブログの【天地創造】シリーズにおいて、その様子を紹介させていただいています。
勿論、主なる神は、天地万物を完璧・完全に創造されただけではありません。ご自身の栄光あるわざとして造られたのですから、その後も、すべてのことに、まちがいがないように・くるいがないように、メンテナンスをきっちりされています。
ですから、私たちが、野の花一つ・空の鳥一羽・私たちの体の一部分でさえ、ていねいに・きっちりと見ていけば、これらのものが、偶然に出来たり・進化の結果であったりなどというような、いい加減な考え方では説明しようがないことに、気づかれるはずです。
きっちり見れば・・・・・ですが。
(いや、説明できるよ、とおっしゃる方は、是非、いい加減なごまかしなしの説明を、聞かせてください。よろしくお願いします。)
神の、目に見えない本性、すなわち神の永遠の力と神性は、世界が創造された時からこのかた、被造物によって知られ、はっきりと認められることなのです。
しかし、です。主なる神の完璧な、天地創造のわざに、「水をさす」出来事が起こってしまいました。
天地創造の最後に、神のかたちに似せて、特別に創造された最初の人間(アダムとエバ・イヴ)が、神に敵対するサタン(悪魔)の巧妙な誘惑に負けて、エダンの園の中央にあって、神から、「絶対に食べてはいけないよ」と言われていた「善悪の知識の木」の実を、とって食べてしまったのです。
さあ、私たちの先祖中の先祖は、大変なことをしでかしてくれました。
その魂を、神に敵対するサタン(悪魔)に売り渡してしまい、神に対して罪(原罪)を犯してしまい、「悪を知る者・悪を受け入れる者・悪を愛する者」となってしまいました。
そして、その DNA が、現在を生きる私たちにまで、受け継がれてしまうことになったのです。
私たち人間の中に、罪・悪・汚れ・のろい・死が入ってきてしまったばかりではありません。
人間の集合体である、この世界も同じく、罪・悪・汚れ・のろい・死の世界になってしまいました。
そればかりではありません。天地創造の時には完璧だった、自然そのものも、秩序を破壊され、共に苦しむものとなってしまいました。
天地創造の時には、地震・津波・台風・竜巻・洪水・飢饉・・・・・ といった、自然災害といわれ、われらを苦しめているようなことは、何もなかったのですから。
このようにして、主なる神が天地万物を創造されましたが、今の世界全体は、サタン(悪魔)の支配下にあるのです。 (ヨハネの手紙 第一・5章19節)
しかし、これらのことは、いつまでもそうなのではありません。一時的です。
世の終わりである「最後の審判」の時には、サタン(悪魔)・彼に組したすべての者たち・神を神として信じ認めない者たちすべては、さばきを受けて、永遠の死へと投げ込まれてしまいます。
サタンも又、かつての、神の被造物であって、主なる神の御手(みて)の内にあるのです。
私たちは、すべて、サタンでさえ・悪しき者たちでさえ、神の中に生き・動き・存在しているのです。
天地創造をされた主なる神は、その計画が大きく変わってしまったことは確かですが、今も、神の深い摂理によって、被造物を治めておられます。
私たち一人一人に対しても、そうです。
尚、愛し・導き・恵み・祝福を与えておってくださいます。
「神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて、志を立てさせ、事を行わせてくださるのです。」 (ピリピ人への手紙・2章13節)
私たちが、きっちりと、主なる神を見上げ・信頼していくなら、私たちになすべきことを示し、志を立てさせ、それを実現に至らせてくださるというのです。
私一人で、さびしくやっていくのではありません。「神さまが、いつもいっしょ」に働いてくださって、神さまと二人三脚で、実現させていってくださるというのですよ!
( 大阪万博公園にて by yasu )