私 ( 久保田 ) の [ 思い出の一冊 ] を挙げるとしたら、 【 レ ・ ミゼラブル ああ無情 】
でしょうか。
ある時、「 そういえば、いろんな名作の物語を、児童向けの簡略本では 読んでいるけれど、もともとの 原作は読んでいないなあ。」 ━━ と思わされました。
そこで、「 罪と罰 」 「 大地 」 「 トムおじさんの小屋 」 ・・・・・ などを読んでいきました。
そして、ジャンバルジャン が主人公の 「 ああ無情 」
翻訳の文章は、なかなか読みづらいです。特に大冊になるほど、書き出しの部分を読み進んでいくことは、苦痛に近いです。楽しくもありません。
「 ああ無情 」 も同様でしたけれど、忍耐しながら読み進めていきました。
その大変な山を過ぎると、ガゼン 、楽しくなってきました。
とまらなくなってきました。夜中を過ぎているのに、やめることが出来ません !
このまま読んでいては、明日の仕事に影響する ! 大変なことになってしまう !!
あと1章だけ読んで やめにしよう !!! ━━ でも、その1章を読み終わると、もう1章・・・ ということになって、夜中の3時になって、いよいよ これ以上読んでいては ダメだ !!!! と思って、ムリヤリに読むのをやめて 寝る ━━ という生活が、1週間くらい続きました。
しんどい 1週間でした。
でも、貴重な体験で、さすが 簡略本では経験できない感動が、原作本 ( 翻訳ですが ) には ありました。
ミュージカル映画の 「 レ ・ ミゼラブル 」 も すばらしかったですが、ヴィクトル ・ ユーゴ が書きしるした原作本は、凛然と 輝いています !
![les_miserables[1].jpg](http://takayama-ukon.sakura.ne.jp/sblo_files/ukon3/image/les_miserables5B15D-thumbnail2.jpg)