ささげた賛美の曲は、オリジナル のもので、新約聖書 ・ 「 ルカの福音書 」 15章で、
主イエス・キリストが語られた 【 放蕩息子 】 ( ほうとうむすこ ) の話を、賛美の詩にしたものです。
曲の方は、「 通りゃんせ 」 の歌の調べに合わせてみたものですが、旧約聖書 ・ 「 詩篇 」 の中にも、当時、みんなが よく知っていた ━━ 「 ゆりの花 」 の調べに合わせて ・
「 滅ぼすな 」 の調べに合わせて 歌われた賛美の歌が、登場してきています。

【 放蕩息子 】 ※ 「 通りゃんせ 」 の調べに合わせて
@ 「 おとうさん おとうさん
わたしがいただく はずのもの
財産分けを してください
わたしにひとつの 考えが
こころに湧いて きたのです
あなたのそばを 離れても
わたしの道を すすみたい 」
父にもらった 身代まとめ
遠いはるかな 国めざし 旅立った
A 「 あぁ ひもじい 死にそうだ
豚のえさで飢え 満たしたい
だれひとり あたえてくれない
父のところには 食べ物が
あまっているのに 死にそうだ
天にも父にも わたくしは
大きな罪を 犯しました 」
われに返って 父のみもとに
罪にけがれた そのままで 帰りゆく
B 「 おとうさん わたくしは
天に対しても あなたにも
罪を犯して しまいました
あなたの子と 呼んでいただく
資格は もはや ありません
やといにんの ひとりとなして
あなたのしもべに してください 」
父はだきしめ 口づけをして
悔い改めを 喜んで くださった
( 「 放蕩息子 」 レンブラント ・ 画 )
