2013年12月09日

【 2000年前の クリスマス 】 (3)

              住民登録 のため ベツレヘム へ

 そのころ、「全世界の住民登録 ・ 人口調査をせよ」 という、ローマ皇帝 ・ アウグストからの勅令が出されました。

「アウグスト」 というのは、「尊厳なる者」 という意味で、最初のローマ皇帝 カイザル・オクタヴィアヌスに、ローマの議会である元老院が贈った尊称でした。彼が、この当時の、最初のローマ皇帝でした。
 彼は、この勅令によって、名前・職業・財産・親族を登録させましたが、その目的は、税金を徴収するためでした。

 当時のユダヤは、ローマ行政長官の支配領になっていまして、名目上はヘロデ王が彼らの王でしたが、ローマ帝国に従属していて、兵役 ・ 兵隊にとられることは免除されていましたが、税金は納めなければなりませんでした。

 そして、その住民登録を直接・実際にすすめていったのは、ローマ帝国に属してシリヤ州の総督に任じられていた「クレニオ」 でした。

 シリヤとユダヤの位置関係はどうなっているのかと言いますと、ユダヤやガリラヤのすぐ北側、地中海に沿った一帯がシリヤで、現在のレバノンもシリヤに含まれていました。
 代表的な都市は、新約聖書の「使徒の働き」 に出てくるアンテオケやダマスコという町です。

 当時、シリヤ・キリキヤ地方の総督であったクレニオが、まだローマ帝国には属してはいませんでしたが、実質、従属していたにすぎないヘロデ王国内の調査を強要してきました。
 それで、人々はみな、登録のために、それぞれ、自分の故郷の町に向かっていったのです。
 勅令には、自分の一族の所属する町で登録するように、との規定があったからです。
 それで、ヨセフも、ガリラヤのナザレから、南へ約140km下った所にある、ユダヤのベツレヘムに向かって、旅をしなければならなくなったのです。

 ナザレの町は、標高400m位の高さの所にある町です。かなり高い所にあった町だということがわかります。
 しかし、 ベツレヘムは、更に高くて、パレスチナ中央山脈に属していまして、標高775mの丘の上にある町 でした。
 生駒山(大阪) が642m、高槻で一番高いポンポン山が679mですから、それよりも更に100mも高い所にありました。
 エルサレムからは南へ8km いった所にありました。

 写真を見ていただきましょう。これが、 ベツレヘム です。
 まさに、山あり谷ありで、山地の中にあった町だったのです。

ベツレヘム.jpg

 ここベツレヘムは、ダビデ王の故郷(ふるさと)でありました。ダビデ王がここで生まれ、幼年時代を過ごした場所でした。
 そして、メシア ・ 救い主が生まれる地として、700年前から預言されていた場所でもあったのです。
 ダビデから数えて、ヨセフは27代め、マリヤは42代めの家系になり、二人ともダビデの血筋であったのです。
posted by ukon3 at 20:09| Comment(0) | 【 クリスマス 】
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