2014年04月03日

自在歌仙 【 花 篝 】

       【自在連句】  について

・ 連句は、長句 (五七五) と短句 (七七) を連ねていったものです。
・ 短歌 (五七五七七) とは別のもので、長句も短句も、それぞれ独立したもので、しかも、詩になっていないといけません。
 美しい、魅力的なことばを選んで、表現していきます。
・ 前句 (まえく) に触発されて、つかず、はなれず、ふん囲気を継続して、詠んでいきます。
 [ 物付(づけ) ・ 心付 ・ 匂付(においづけ) ]
 どう、すすんでいくことやら ?
・ 連句の形は、いろいろありますが、詩的緊張度の高い 〈歌仙〉 形式 (36句) で、表現していくことにします。
・ 従来の連句の原則や規則 [ 「三物」(みつもの) ・ 「月や花の定座」(じょうざ) ・ 「去嫌い」(さりぎらい)など ]に、いっさいしばられないで、知的に楽しみながら、時間をかけて、詠んでいきます。
・ 発句 (ほっく・当季を詠む) 、及び35句めの 「花の定座」 の句、挙句 (あげく) は、特に大事に作句します。
 無季は 〈雑〉(ぞう) の句と呼んでいます。
・ 独吟 ・ 両吟 ・ 三吟 ・・・連句は、一人で詠むのもよし、複数で詠んでいくのも楽しいものですが、その場合、短句と、続く長句は、同一人が詠むのがよいと思います。
 連なりがよくなって、流れが出てきます。

    自在歌仙  花 篝 ( はなかがり )

   天高し はるかな旅に 出かけたい
     風に押されて 風車(かざぐるま)みち
   半袖にしようか 今日の 秋日和
     仮寝するにも パジャマに着替えて
   愛こめて ニュージーランドへ 秋便り
     大失態に 笑ふほかなし

   音たてて 秋の七草 刈られゆく
    「数独」 友に 秋の夜半まで
   雲少し ほしいくらいの 青い空
     妻の造りし 栗の甘露煮
   秋コート 色決めかねて 尋ねくる
     新米届き ごはんおかわり!

   人眠る 夜半に起きれば 月が友
    「かわいい妻に 旅をさせよ」 とや
   病む友へ 便りと祈り 秋星座
     おんぶばったの 休む白壁
   わが右近研究室の 祈りの座
     買い物かごに 秋果あふれて

   たっぷりと 干した蒲団で 見る夢は
     保育園みち 秋のたんぽぽ
   わが前に 桜のひと葉 散りにけり
     犬猫愛する 心はなくて
   秋夕日 足のなが〜い 影おじさん
     犬の置き物 こちら見ている

   厳粛な時 近づけり 秋桜
     いよいよ高く 天晴れわたる
   白妙の うつ向いて咲く 曼陀羅華(まんだらげ)
     ほどよく いわしの 南蛮漬
   自転車を 降りて 川面に月 の道
     おいしい秋の まいたけ御飯

   仲秋の アンダンティーノ 「鱒」 を聴く
     声かけられし なつかしい声
   神無月 教会無牧 インマヌエル
     拾いて遺す 秋の風景
   主と右近 輝く民ら 花篝 (はなかがり)
     天の御国で ささげる礼拝

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posted by ukon3 at 15:14| Comment(0) | いろいろ (2)
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