2013年12月24日

クリスマスといえば 東方の博士たち

           東方の博士たちは、いつ ベツレヘム へ ?

● 2013年前のクリスマスの登場人物は、ヨセフと母マリヤ、生まれたばかりの赤ちゃんのイエス・キリスト、手伝ってくれた人たち、御使い(みつかい・天使)たち、天使から知らせを受けて駆けつけた羊飼いたち、羊たち ━━ そして、星に導かれてやって来た東方の博士たち。

 最初のクリスマスの夜には、東方の博士たち以外はその場にいたのですが、
 博士たちは、いつ、ベツレヘムにやって来たのでしょうか ?

 ※ 聖書に記されている関連の個所は、「マタイの福音書」2章と、「ルカの福音書」2章
1〜40節が すべてです。

 博士たち (3人とは、聖書に記されていません。) は、星に導かれてエルサレムまでやって来た時、ヘロデ王に、
「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおいでになりますか。私たちは、東のほうでその方の星を見たので、拝みにまいりました。」 と言っています。

「博士」 と訳されている言葉の原語は、ギリシャ語の 「マゴス」。
 異教の僧職階級にあった賢者で、夢や星などの謎を解き、予言の賜物も持っていましたよ。

 博士たちは、「お生まれになった方 ・・・・・ 拝みにまいりました。」 と言っていますので、キリストが生まれてから、行動を起こしているようです。

・ ベツレヘムの家畜小屋で生まれた みどりご は、8日目に割礼が施され、 「イエス」 と命名されました。
・ つづいて、男の赤ちゃんの場合は33日間 (7日と33日で合計40日。女の赤ちゃんの場合は、80日)、出血を伴うことになる出産をした女性の 「きよめの期間」 が設けられていて、ヨセフと母マリヤと幼子イエスは、母マリヤの 「きよめの期間」 が満ちた時、幼子イエスを主なる神にささげる(献児する)ために、ベツレヘムから8kmの距離にあるエルサレムの神殿にやって来ています。
 そこで、敬虔な人・シメオンや、女預言者アンナの祝福を受けています。
・ 聖家族 ヨセフ・マリヤ・イエスの3人は、主の律法による定めをすべて果たした後、ガリラヤの自分たちの町・ナザレに帰って行きました。

 聖家族の3人が、ベツレヘムに滞在したのは、この40日間ほどだけです ので、東方の博士たちが、ベツレヘムで生まれた幼子イエス・キリストを訪れたのは、この40日間の内のいずれの日か、ということになります。

 博士たちは、 「その家に入って、母マリヤとともにおられる幼子を見、ひれ伏して拝んだ。そして、宝の箱をあけて、黄金・乳香・没薬(もつやく) を贈り物としてささげた。」 ━━ とあります。
「幼子」 と記されていて、まだ名前では呼ばれていませんので、命名まえの、最初の7日間かもしれません。

※ 博士たちがささげた贈り物が、黄金・乳香・没薬の3種類だったので、3人の博士たちだった ━━ と言われたりします。

 しかし、博士たちは、幼子を礼拝した後、エルサレムのヘロデ王の所には、報告のために戻らないで、こっそりと、別の道から自分の国へ帰って行きました。
 ヘロデ王は、博士たちにだまされたことに逆上して、「ベツレヘムとその近辺の2歳以下の男の子を、一人残らず殺させる」 という 「 幼児大虐殺 」 がなされますから、博士たちが、ベツレヘムの幼子を訪れたのは、40日間の最後の方かもしれないのです。

 ナザレに帰ったばかりの聖家族の3人ですが、落ち着く間もなく、ヨセフに対して、主の使いによる夢のお告げがありました。
「立って、幼子とその母を連れ、エジプトへ逃げなさい。そして、私が知らせるまで、そこにいなさい。ヘロデがこの幼子を捜し出して、殺そうとしています。」

 そこで、3人は夜のうちに、取るものも取りあえず、あわてて、エジプトにまで逃げていき、ヘロデ王が死ぬまでエジプトの地にいたのでした。
 ヘロデ王が死んだ後、再び、主の使いの夢のお告げを受けて、聖家族3人は、故郷の町・ナザレに帰って来たのでした。

 さて、東方の博士たちは、いつ、ベツレヘムへやって来たのか? ━━ ということですが、ヘロデ王の、ベツレヘムの 「幼児大虐殺」 のことを考えますと、40日間のうちの 最後の方の可能性が大きいと考えられます。

 母マリヤの 「きよめの期間」 が終わるのが、イエス・キリストの誕生から40日目。
 そのあと、聖家族は一旦、ナザレに帰って行きましたから、博士たちがその方(救い主)の星を見て、すぐに東方の地を出発して旅を続け、ベツレヘムを訪れて、幼子イエス・キリストを礼拝したのは ━━ イエス・キリストの誕生から、約1か月後 ━━ ということになるでしょうか。

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2013年12月23日

【 2013年 ・ 2014回目の クリスマス 】

         Merry Christmas !
     クリスマス おめでとう ございます !!


● きょう、あなたのために、救い主が お生まれになりましたよ !
  この方こそ、主なる神 ・ キリストです !!

 ※  クリスマス礼拝 ・ 祝会  12月22日(日)
 ※  クリスマス ・ イヴ     12月24日(火)
 ※  クリスマス          12月25日(水)

● クリスマス ・ キャロル (クリスマスの賛美歌) を ご一緒にどうぞ !

 ( きよし この夜 )
http://www.youtube.com/watch?v=DjwD90UOyaQ
http://www.youtube.com/watch?v=Qiko9wRTq1o

 ( 神のみ子は 今宵しも )
http://www.youtube.com/watch?v=s3Hw4Kpbtb4

 ( あら野のはてに 夕日はおちて )
http://www.youtube.com/watch?v=UsS1E6KF3fg

 ( まきびと 羊を 守れるその宵 )
http://www.youtube.com/watch?v=Y4iXatDeY7A

 ( さやかに 星はきらめき )
http://www.youtube.com/watch?v=BEJmP8T07JU

 ( もろびと こぞりて 迎えまつれ )
http://www.youtube.com/watch?v=VDmIddF7DfQ

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2013年12月22日

【 2000年前の クリスマス 】 ( 美術篇 )

● 「 キリストの誕生 」 の時のようすは、いろんな美術作家によって 名作が残されていますが、必ずしも、2000年前のふん囲気を正しく表現しているわけではありません。
 そのような中で、次の作品などは、すばらしいと思いますよ !

  ( 映画 「マリア」 より )
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  ( Correggio ・ 画 )
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  ( Herbst ・ 画 )
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  ( ホントホルスト ・ 画 )
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  ( 木村暁音 ・ 画 )
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  ( スペイン ・ マヨルカのカテドラルにて )
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2013年12月21日

【 2000年前の クリスマス 】 (8 ・ 終)

                 羊飼いの 礼拝

 さて、ベツレヘムから北東方向へ、谷を隔てた向かい側の丘に、「牧者の野」 「羊飼いの野」 といわれる場所があります。
 そして、羊飼いの野からベツレヘムを見ますと、こんな感じになります。

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 ベツレヘム周辺は、湧水が豊富で、牧畜が盛んです。洞窟もたくさんあります。
 ベツレヘムとは谷をへだてた、この 「羊飼いの野」 の辺りで、羊飼いたちが野宿で、夜番・不寝番をしながら、羊の群れを、野の獣に襲われないように、見守っていました。

 すると、主の使い・天使が彼らのところに来て、主の栄光・輝きがまわりを照らしましたので、彼らはひどく恐れました。
 そんな彼らに、救い主誕生の知らせが、真っ先に、知らされたのです。
 救い主が誕生した喜びを真っ先に伝えられ、また、救い主との最初の出会いに招かれたのは、王や貴族ではなくて、野宿していた羊飼いたちでした。

 御使い(みつかい)は、彼らに言います。
「恐れることはありません。今、私はこの民全体のための、すばらしい喜びを知らせに来たのです。(あなたがたの信仰は、恐れからではなく、神に対する喜びから出発するのです。)
 きょう、ダビデの町・ベツレヘムで、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ、預言されていた・あなたがたが待ちに待っていた神の御子・主キリスト、救い主です。
 あなたがたは、布にくるまって、飼い葉おけに寝ておられる みどりごを見つけます。これが、あなたがたのための しるしです。」

 すると、たちまち、その御使いといっしょに、多くの天の軍勢・天使たちが現れて、神を賛美し始めました。
 天の音楽・天からの音楽、すばらしい天使たちの聖歌隊の賛美です。

 人の姿をとって地上に誕生される前、キリストは、御使いたちと共に天におられました。
 御使いたちは、全世界のあらゆる立場の人々・全被造物・神によって造られたすべてのものが、神をほめたたえ・神の栄光を賛美する自分たちの歌声に合わせるようにと、この幼子・神の御子の誕生を賛美します。

 世界最初の、クリスマス・キャロルです。
「いと高き所に、栄光が、神にあるように。
 地の上に、平和が、御心(みこころ)にかなう人々にあるように。」


 御使いたちが彼らを離れて、天に帰ったとき、羊飼いたちは、喜びにあふれて、互いに語ります。
「さあ、谷の向こうにあるベツレヘムに急いで行って、主が私たちに知らせてくださった、この出来事を見て来よう。」

 羊飼いたちは、ベツレヘムへ急ぎ出かけて行って、天使が知らせてくれた通りであることを見届けます。
 そして、主イエス・キリストを礼拝し、神をあがめ、賛美しながら帰って行ったのです。

 そして、彼ら・羊飼いたちの口を通して、救い主の誕生が人々に言い広められていきました。
 そして、それが次々伝えられて、今の私たち・ベツレヘムからはるか離れた日本の、2000年後の私たちの所にまで届いているのです。

   私の心は 飼い葉おけ
   布にくるまれ 眠られる
   みどりごイエス 神の御子
   祈るヨセフと 母マリヤ

   私の心は 飼い葉おけ
   羊飼いたち 駆けつけて
   救いの君を 伏し拝む
   星のきらめく ベツレヘム

   私の心は 飼い葉おけ
   天使とともに 賛めうたう
   栄光 神に あるように
   地には平和が あるように
          ハレルヤ

 お祈りをいたしましょう。
 主なる神さま。クリスマスを、ありがとうございます。
 ベツレヘムの家畜小屋の飼い葉おけのような、かたい・冷たい私の心に、主イエスさまがお入り下さり、内に住んでおって下さることを感謝いたします。
 天の御国(みくに)・パラダイスに迎え入れられる時まで、この地上での旅路を守り、導き続けて下さい。
 すべての人たちの心に、クリスマスのすばらしい喜びが届いていきますように。
        主イエスさまの御名によって、お祈りいたします。  アーメン

( 羊飼いの礼拝 by ムリリョ )
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posted by ukon3 at 22:02| Comment(0) | 【 クリスマス 】

2013年12月20日

クリスマス といえば 何を ?

                世界で はじめの クリスマス

● 皆さんは、「クリスマス」 と言えば、何を思い浮かべられるでしょうか?

 クリスマスツリー ・ サンタクロース ・ となかい ・ そり ・ クリスマスカード ・ クリスマス キャロル、その中でも とりわけ有名な 「きよしこの夜」 や 「もろびと こぞりて」 の賛美歌 ・ クリスマス プレゼント ・ クリスマス ディナー などなど。

「クリスマス」 そのものは、4世紀後半から、毎年祝われるようになりました。
 12月25日にお祝いをしたという、世界で一番古い記録は、西暦336年まで さかのぼることが出来ます。

「336年のローマの行事」 を書き記している 「フィロカルスの暦」 というのがありますが、その中に次のように書かれています。
「12月25日に、キリストはユダヤのベツレヘムで、お生まれになった。」

 正確に言いますと、「12月25日」 が イエス・キリストの誕生日だということは、聖書の中には、いっさい書かれていません。
 むしろ、キリストが誕生された夜に、羊飼いたちが、外敵から羊を守るために、真夜中も寝ないで、番をしていたことが書かれていますから、その時期は、12月のような寒い冬のことではなさそうだ ━━ と思われるのです。

 サンタ・クロース は、聖ニコラウスがモデルになっているようです。この方は、4世紀の人です。
 皆さんが思いつかれる サンタ・クロースの姿は、アメリカの漫画家 トマス・ナストという人が描いた絵がもとになっています。

 トナカイや そり については、どうでしょうか ?
 1822年の クリスマス ・ イヴに、アメリカの詩人 クレメント ・ ムーアという人が、自分の子ども達に、「クリスマスの前の夜」 という詩を書きました。
 物音で目を覚ましたお父さんが、窓から外を見ますと、サンタ・クロースが そりに乗って 夜空を飛んできた ━━ という詩です。

 この そりを引くのが、8頭のトナカイなのです。
 この詩がとても楽しくて、みんなに親しまれるようになり、サンタ・クロースの乗り物は、トナカイが引く そり が当たり前になりました。

「クリスマス・キャロル」 とりわけ有名な 「きよし この夜」
 この曲の作詞は、オーストリアの ヨゼフ・モール神父。作曲は、教会のオルガン奏者だった フランツ・グルーバー です。
 1818年に作られた キャロルですから、今から195年前のものです。

「クリスマス・ツリー」 については、その原型は、北欧に住んでいた古代ゲルマン民族の、冬至の祭りに飾られたモミの木ですが、それがキリスト教の普及とともに、キリスト教の行事の中に取り入れられていきました。
 1419年に、ドイツのフライブルクで、パン職人たちの信心会が、「聖霊救貧院」 に、ツリーを飾った ━━ という記録が、クリスマス ・ツリーを、クリスマスに飾った最初のことでした。

 この他、クリスマス カード ・ クリスマス プレゼント ・ クリスマス ディナー などなど、どれをとっても、それらはみな、少し前の時代に産み出されたものばかりです。

 2013年前の、 「 世界ではじめの クリスマス 」 には、クリスマスツリーも、サンタ・クロースも、今教会で歌われている クリスマスキャロル、町に流れている クリスマスソングも、又、クリスマスケーキや豪華なクリスマスディナーも・・・・・ クリスマスと言えば、皆さんが心に思い浮かべられるものは、何もなかったのです。

 2000年前の最初の日のクリスマスは、ベツレヘムの家畜小屋で、母マリヤとヨセフ、天使たちや羊飼いたちによって祝われた、きよいきよい ・ しずかなしずかな クリスマスでした。

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2013年12月19日

【 2000年前の クリスマス 】 (7)

                 羊飼いの家の 洞窟

 ご降誕の場所といわれて、大事に守られている所に、みなさんをご案内しましょう。

 私は、聖地には行ったことがありませんので、スティーブンス・栄子さんに、案内していただくことにします。
 スティーブンス・栄子さんは、イスラエルに帰ってきたユダヤ人たちに、物心両面において支援する世界的組織 「 Bridges for Peace ・ 平和の架け橋 」 のスタッフの方です。

 ━━ ご降誕の場所といわれている所は、現在、ギリシャ正教会が管理しています。
 ここは、1世紀の頃から、クリスチャンたちによって保たれてきました。
 2世紀には、ローマ皇帝バドリアンヌスが、嫌がらせで、ここにジュピターの神殿を建てた、と言われています。

 階段を降りて、小さな入口をくぐると、もと自然の洞窟だった細長い部屋に入ります。
 お隣りのカトリック教会は、もとは羊飼いの家だった所で、地下には、大きな洞窟があります。
 羊飼いは、寒い夜は、羊を中に入れて、寒さから守り、またその羊の体温で、自分たちも暖かく過ごしたのです。

 宿屋の見つからなかったヨセフとマリヤは、羊飼いの所に、泊まらせてもらえないか、と頼んだのでしょう。
 臨月のマリヤを見て、羊飼いは、いちばん奥の、人目につかない所を彼らに与えたのではないでしょうか。
 この、羊飼いの家の洞窟は、ご降誕の場所につづいているのです。

「なぜ、イエスさまは、羊飼いの家 ・ 羊小屋でお生まれになったのでしょう ?」
 スティーブンス ・ 栄子さんは、心にひびく声を感じました。
「神の小羊だから、羊小屋で生まれたのです!」

 主は、お生まれになった最初の日から、人類を救うための神の小羊であることを、私たちに知らせるために、わざわざここをお選びになったのかもしれません。
 だから、天の軍勢は羊飼いに現れて、救い主が生まれたことを知らせたのでしょう。
 羊飼いこそ、神の小羊がお生まれになったことを告げるのに、最も適している人たちだったのです !!

 この場所に、実際に立った者にしか体験できないような感動が、伝わってくるようですね。

 ( ベツレヘム 降誕教会の 小さな入口 ) 高さ1.2m
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posted by ukon3 at 20:06| Comment(0) | 【 クリスマス 】

2013年12月15日

【 2000年前の クリスマス 】 (6)

                キリスト 降誕の 場所

 さて、山右近たちが、宣教師から聞いた 「クリスマス物語」 のことを、思い出していただきましょう。

「ヨセフとマリヤは、ベツレヘムという在所へ行って、宿を求めたのですが、得られず、その近くに 洞(ほら)あな がありましたので、そこへ行き、そこでイエス・キリストはお生まれになったのです。」 ━━ ということでした。

 ベツレヘムは、山地の中の町ですが、ベツレヘム周辺は、湧水が豊富な所で、昔から牧畜が盛んでした。
 羊飼いたちの貯水槽や、彼らが使う洞くつがたくさんありました。

 紀元1世紀のころから、クリスチャンたちによって、主イエス・キリストご降誕の場所として、大事に保たれてきた場所があります。そこは、自然に出来た洞くつの一つです。

 紀元325年、コンスタンチヌス大帝によって、キリスト降誕の洞くつの上に 「 降誕教会 」 が建てられました。
 6世紀に 修複 ・ 増築されましたが、現存する 世界で一番古い教会です。

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 階段を降りていきますと、50平方m(小学校の教室くらい) ほどのスペースがあって、その東の端に、「キリスト降誕の場所」 といわれている所があります。
「 ここで、イエス・キリストは 処女マリヤより生まれた 」 と刻まれています。
 この写真が、その場所です。

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 今も、世界中から、多くの人々が、この「降誕教会」 をたずね、主イエス・キリストがお生まれになったことを覚えて、感動しているのです。
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2013年12月13日

【 2000年前の クリスマス 】 (5)

                 神の御子(みこ)の 誕生

 ローマ帝国が支配し、人々の往来が多くなったこの当時、各地には、営利目的の宿屋がうまれてきて、旅人のための便宜がはかられていました。
 イエス・キリストの語られたたとえ話 「良きサマリヤ人の話」 に出てくる 「宿屋」 もその一つでした。

 もともと、それほど多くあったはずのない宿屋は、どこもいっぱいで、泊まる場所は勿論のこと、出産のための場所さえもありませんでした。
 どこをたずねても、ことわられました。

 そして、やっと、町のはずれにあった、一軒の羊飼いが場所を与えてくれたのです。
 ヨセフとマリヤが落ち着いた場所、そこは、家畜小屋でした。
 その家畜小屋で、マリヤは月が満ちて、男子の初子(ういご) を産みました。

 幼子は、家畜の臭いの中で、みすぼらしい状態で、人々にも知られず、生まれたのでした。
 そして、生まれたばかりのみどりごは、布にくるまれて、飼い葉おけに寝かされました。

 救い主のお生まれになった時、この家畜小屋にいたのは、マリヤとヨセフ、そして、手伝ってくれた何人かの人たちだけでした。
 後から、 「羊飼いの話を聞いた 人たちはみな 驚いた」 人たちはみな とありますから、マリヤとヨセフの二人だけだったのではないことがわかります。

 さて、よく、「イエス・キリストは、馬小屋でお生まれになった」 とか 「まぶねに寝かされた」 という言い方がされますが、 こういう言い方は、聖書にはありません。

 もともと、イスラエル人は牧羊の民 ・ 羊を飼う民であって、馬の助けを必要としませんでした。馬を使うことがありませんでした。
 その理由としては、ここベツレヘムもそうですが、彼らが住んでいた土地はおもに山地でしたので、馬を使って仕事をするということがなかったのです。 
 馬は主(おも)に、戦車・戦争のために使用されましたから、エジプト人 ・ ローマ人にとっては財産でした。

 一方、「牛」 は、耕作や脱穀、車を使っての運搬のために使われましたし、屠殺された牛は食肉としても用いられました。

 ですから、「家畜小屋」 といっても、馬小屋とは考えられまさん。
 おもに、羊のためのものだったと思われますし、牛などは、近くにいたかもしれません。

「 飼い葉おけ 」 というのは、家畜のえさを入れておく 入れ物のことですが、これも、私たちのイメージとは違って、持ち運びできるようなものではなくて、石かしっくいで出来た、箱形のものが普通でした。

 かたい かたい、冷たい 冷たい、石かしっくいで出来た飼い葉おけの中に、生まれたばかりの神の御子(みこ)・ 救い主は、布にくるまれて、眠っておられます。

 ( 「 神の御子の 誕生 」 ラトゥール ・ 画 )
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2013年12月11日

【 2000年前の クリスマス 】 (4)

                 ベツレヘム までの旅

 ヨセフと、臨月まぢかいマリヤは、ナザレから、140kmの山道をベツレヘムまで旅していきました。1日50km歩いたとしても、3日はかかります。
 辛い旅だったことでしょう。体が動く度ごとに、今にもお腹の赤ちゃんが生まれてきそうです。
 よく、出産まで10月10日(とつきとおか) と言いますが、これでは、早く生まれてくることになりそうです。

 でも、万一、途中のどこかで生まれるようなことにでもなれば、救い主とは言えません。
 救い主は、 “ ベツレヘムで生まれる ” と預言されているのですから。
「 このことは、昔から、永遠の昔からの定めである 」 とまで言われているのですから。

 二人は、もともと 「いいなずけ」 の関係にありました。
 ユダヤの国 ・ パレスチナ地方では、若者の両親 又は 本人が、未来の花嫁のために、花嫁料を支払うことによって、婚約が公けに認められます。二人は、いいなずけの関係になって、結婚に備えます。
 その時から、その男女は 夫 又は 妻と呼ばれ、結婚と等しい権利や義務が認められました。

 ヨセフは、主の使い(天使)から、
「ダビデの子 ヨセフ、恐れないで、あなたの妻マリヤを迎えなさい。その胎に宿っているものは、聖霊によるのです。」
という風に、命じられたとおりにして、妻マリヤとして迎え入れましたので、結婚はすでになされていたのです。

 ですから、 「身重になっている いいなずけの妻マリヤ」 と言わないで、「妻マリヤ」 だけでいいはずで、「いいなずけ」は余分だと思うのですが、この福音書を記したルカは、あえて 「いいなずけの妻マリヤ」 と記しています。

 このことは、他の人の目には 普通の夫婦のように見えても、胎内に宿っているのは、聖霊によるのであり、処女マリヤの子であって、ヨセフの子ではない ━━ ということを、あえて主張しているように思われます。

 二人は、ベツレヘムに着くと、必死で宿をさがしました。
 マリヤのお腹は、長い旅の結果、もう限界に来ていたのです。
 10月10日(とつきとおか) には少し早いのですが、もう持ちこたえられそうにありません。もう、いつ、お腹の赤ちゃんが生まれ出るか、わからない状態です。

 日も暮れてきています。夕やみがせまってきています。
 夜空に星が、きらめき始めました。
 しかし、宿屋はどこもいっぱいでした。
 ベツレヘムは、住民登録のために、方々から集まって来た人々で、ふくれ上がっていたのです。

( 「 ベツレヘムの 人口調査 」 ピーテル ・ ブリューゲル 画 )
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2013年12月09日

【 2000年前の クリスマス 】 (3)

              住民登録 のため ベツレヘム へ

 そのころ、「全世界の住民登録 ・ 人口調査をせよ」 という、ローマ皇帝 ・ アウグストからの勅令が出されました。

「アウグスト」 というのは、「尊厳なる者」 という意味で、最初のローマ皇帝 カイザル・オクタヴィアヌスに、ローマの議会である元老院が贈った尊称でした。彼が、この当時の、最初のローマ皇帝でした。
 彼は、この勅令によって、名前・職業・財産・親族を登録させましたが、その目的は、税金を徴収するためでした。

 当時のユダヤは、ローマ行政長官の支配領になっていまして、名目上はヘロデ王が彼らの王でしたが、ローマ帝国に従属していて、兵役 ・ 兵隊にとられることは免除されていましたが、税金は納めなければなりませんでした。

 そして、その住民登録を直接・実際にすすめていったのは、ローマ帝国に属してシリヤ州の総督に任じられていた「クレニオ」 でした。

 シリヤとユダヤの位置関係はどうなっているのかと言いますと、ユダヤやガリラヤのすぐ北側、地中海に沿った一帯がシリヤで、現在のレバノンもシリヤに含まれていました。
 代表的な都市は、新約聖書の「使徒の働き」 に出てくるアンテオケやダマスコという町です。

 当時、シリヤ・キリキヤ地方の総督であったクレニオが、まだローマ帝国には属してはいませんでしたが、実質、従属していたにすぎないヘロデ王国内の調査を強要してきました。
 それで、人々はみな、登録のために、それぞれ、自分の故郷の町に向かっていったのです。
 勅令には、自分の一族の所属する町で登録するように、との規定があったからです。
 それで、ヨセフも、ガリラヤのナザレから、南へ約140km下った所にある、ユダヤのベツレヘムに向かって、旅をしなければならなくなったのです。

 ナザレの町は、標高400m位の高さの所にある町です。かなり高い所にあった町だということがわかります。
 しかし、 ベツレヘムは、更に高くて、パレスチナ中央山脈に属していまして、標高775mの丘の上にある町 でした。
 生駒山(大阪) が642m、高槻で一番高いポンポン山が679mですから、それよりも更に100mも高い所にありました。
 エルサレムからは南へ8km いった所にありました。

 写真を見ていただきましょう。これが、 ベツレヘム です。
 まさに、山あり谷ありで、山地の中にあった町だったのです。

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 ここベツレヘムは、ダビデ王の故郷(ふるさと)でありました。ダビデ王がここで生まれ、幼年時代を過ごした場所でした。
 そして、メシア ・ 救い主が生まれる地として、700年前から預言されていた場所でもあったのです。
 ダビデから数えて、ヨセフは27代め、マリヤは42代めの家系になり、二人ともダビデの血筋であったのです。
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